タランドゥスオオツヤクワガタのブリードを開始し、産卵→ボトル1本目投入→ボトル交換まで終えたので飼育記録作成。
もくじ
親虫情報
(Mesotopus tarandus)
・♂70.7mm/♀51.5mm
・コンゴ産
・CBF1 同血統
・購入店舗 【富山のクワ貧】
春頃富山旅行に行った際、クワガタショップ「富山のクワ貧」様で購入。
タランドゥス初飼育であることを伝えるといろいろ快く教えてくださりました。感謝。
どうやら親90mm超血統とのこと。個体のポテンシャルは十分ですね。

名前の通りツヤツヤのボディが美しいクワガタ。体も厚く重量感がありますね。

続いて目に入るのは非常に特徴的な大あごの形状。オンリーワン。
ちなみに挟む力も相当強いらしいです。恐ろしいので未検証…
そしてタランドゥスといえば威嚇行動バイブレーション。
突っついたりすると頭を上下に振って振動し始めます。耳を近づけると音も聞こえる。かわいい。
食欲はかなり旺盛。
動き自体は機敏ですが、積極的に攻撃してくるわけではないので凶暴ともまた違う感じ。
ペアリング
♂♀共にゼリーをガッツリ食べていたのでペアリング決行。

同居させたところ即ペアリング成功!
恐らく交尾欲強め。
動きがかなり激しめだったので攻撃しないか不安でしたが特に問題なく終了。

メイトガードもバッチリ。
その後別居させて♀にはたっぷりゼリーを食べてもらいました。
産卵セット
今回産卵にはカワラ菌床ボトルを使用しました。
ローゼンベルグオウゴンオニの産卵でも使用したモンスター様のカワラ菌床産卵ボトル。
クリアスライダー(大)にボトル、転倒防止材、ゼリー数個を置いてセット完了。

軽く掘って窪みに♀を突っ込んであげたらスムーズに穿孔してくれました。
♀は投入3週間ほどで回収。
その後ボトル側面から幼虫を確認できました。大成功!
管理温度は25℃程度。
どうやら産卵、孵化は25~27℃くらいが良いみたいです。低温だと孵化率が悪いとのこと。
割り出し、ボトル1本目投入
割り出しはボトル内の幼虫がそれなりのサイズになったのが見えてから行いました。
序盤で焦らなくていいのが菌床ボトル産卵の強み!
割り出しの結果5匹回収に成功!
タランドゥスは一度に多産するタイプではないらしいので、数が欲しい場合は何度もセットを組む必要がありますね。
幼虫はいったん産卵に使った菌床を細かくして500mlクリアボトルに詰めてそこで保管。
すぐに大夢Kカワラ800mlを注文、届いた後温度に慣らす目的で一日ブリードルームに置いてから投入。
幼虫は温度23、4度ほどで管理してます。

1本目投入から2か月ほどで白い部分がほぼ無くなってたので2本目を用意。想像より早かった。2本目は1400ml。

幼虫体重は17~21gほど。
まだまだ序盤なのでここからの成長が楽しみです。
最後に
苦手意識のあるカワラ菌糸ですが、今回はかなり順調。

♀はまだまだ元気ですので現在カワラ材での産卵に挑戦中。こっちもうまくいってほしいです。
次回ボトル交換を終えたら続きを投稿予定。
今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。